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基本英文法1はいかかでしたか。「OOOは●●●です」をやりましたね。では、続きです。
疑問文を作るときは、日本語の「です」にあたるBe動詞、つまり、am,is,areをまず初めにもってきて、その後に主語になる名詞や代名詞などが来ましたね。そして、書き言葉のときは最後にクエスチョンマーク(?)をお忘れなく。話し言葉のときは、語尾が上に上がります。↗ たとえば、Is this your bag?↗ (これはあなたのカバンですか。)
この、●●●の部分がわからない時の尋ね方です。
まず、こんな状況を想像してみてください。何かの集まりの時にカバンが一つ置きざりにされています。もう帰る時間なので、みんな会場を出て行くところです。カバンだけが一つ席に置き去りにされているので、あなたは近くの人に下記のように聞きます。
Is this your bag?↗ (これはあなたのカバンですか。)
みんな、No, it‘s not mine. (私のではないよ)と言います。余談ですが、ここでmineということで、my bagのbagを略して言っています。日本語でも同じようないい方をすることがありますね。たとえば、「あなたのカバン」と言う代わりに、「あなたの」だけで済ませられますね。英語も同じです。その場合は所有代名詞(mine, yours, his, hers, ours, theirs)を使います。
話しは元に戻りますが、「誰のカバン」なのでしょうか。
誰のカバンの「誰の」に疑問詞の所有格を持ってきます。
考え方として、Is this whose bag? となります。でも、このままでは英語としての語順が成り立ちません。
ルールは同じです。一番知りたい部分である、「誰のカバン」を文の最初に持ってきます。その後は動詞→主語の順番です。
(正解)Whose bag is this? (誰のカバンですか)
では、bagを他の単語に入れ替えてみましょうか。下の文を英文にして下さい。
1、誰の携帯ですか。
2、誰の財布ですか。
3、誰のペンですか。
いかがでしたか。
- Whose mobile phone is this? (誰の携帯ですか。) ニュージーではmobile phoneと言いますが、cell phoneでも大丈夫です。^^
- Whose wallet is this? (誰の財布ですか。)
- Whose pen is this? (誰のペンですか。)
では、基本英文法1に出てきた例文を幾つかピックアップして一緒に見て行きましょう。
I am Akiko’s mum.(わたしは明子の母です。)
上記が答えになるように、「(あなたは)誰のお母さんですか。」と尋ねるときはどうしますか。
まず、Akiko’sの部分がわからないので、whoseに変わりますね。
あとは、{疑問詞(所有格)+●●●}+動詞+主語?の順番になります。
Whose mum are you?
それに対する返事がI am Akiko’s mum.(わたしは明子の母です。)となります。
では、次です。
It is 4 o’clock. (4時です。)
上記が答えになるように質問を作ります。
時間がわからないので、時間のところに疑問詞を持ってきます。
これも考え方として、 It is what time. とします。でも、これでは語順が変です。
だから、{疑問詞(所有格)+●●●}+動詞+主語?の順番にします。
What time is it? (何時ですか)
では、次に行きますよ。
They aren’t popular. (彼らは人気者ではありません。)と言う文。
「どうして」とか「なぜ」という意味の疑問詞 Whyを使って、「どうして彼らは人気者ではないのですか。」と文を作ってみましょう。
一番聞きたい内容、つまり「どうして」を知りたいので、その言葉を一番最初に持ってきます。そして、あとは、疑問詞+動詞+主語+●●●?の順番になります。
Why aren’t they popular?
この質問に対する答え方は、Whyで聞かれたら、Because(なぜならば)を文頭にもってきてから、理由を説明します。
いかがですか。その他の疑問詞 WhenやWhoやWhatも同じように文頭に持ってきてます。疑問詞+動詞+主語(+●●●)?の語順ですね。 (+●●●)の部分は上記の例文のようにpopularなどの言葉がくるときにの位置です。おいおい文を長くしていく練習をしますので、今はこの位置に来るということだけ、頭のどこか片隅に入れておいてください。
では、下の状況のとき、どんな英語表現を使って自分の知りたい情報を相手から聞くことができるでしょうか。少し練習してみましょう。
日本語文を書いて英文に訳してもらった方が早いのですが、それでは日本語から訳す癖が付いてしまうので、すこし遠回りに見えるかもしれませんが、自分の知っている言葉やフレーズを使ってどうやって英語で聞くことができるかやってみましょう。
①時計を持っていないので、誰かに時間を聞きたいです。何と言う事ができますか。
②玄関のチャイムが鳴りました。ドアを開ける前に誰が尋ねて来たのかを知りたいです。どうやって聞きますか。
③台所からコップを持ってきてほしいと頼まれました。でも、コップがどこにあるのか見つけることができません。どのように質問しますか。
④知り合いや友達に会ったときに交わす挨拶。相手が元気かどうか聞くときにどのように聞きますか。
⑤旦那さんと外で待ち合わせをしています。でも、なかなか旦那さんが待ち合わせ場所に来ません。ついに旦那さんから携帯に電話がかかってきました。あなたはどうして遅れているのか知りたいです。どのような英語の表現を使いますか。
⑥仕事場で同僚たちが飲み会の日程を決めています。あなたは同僚たちの話しの途中から入ったので、飲み会がいつに決まったのかを知りたいです。どのような英語の表現を使えますか。
どうでしたか。英文法にもっと慣れている人は一般動詞を使って文を作れたかもしれませんね。でも、ここまでBe動詞だけを一緒に見て来たので、Be動詞だけを使った表現に注目しますね。では、上記の問題に対して、どんな風に英語で言えるのか見て行きましょう。
①What time is it?
もしくは What is the time? とも聞くことができます。
②Who is it?
これはドア越しで相手が見えない状況で尋ねるときに‘it’を使います。電話の時も相手が見えないですね。でも、この場合は‘it’ではなく、‘this’を使います。Who is this? さて、この②の問題でWho are you?と答えられた方もいるかもしれません。文法的には間違いではありませんが、ニュアンス的に「あんた、だれ?」ような乱暴な表現なるので注意してください。海外テレビドラマなどを見ていると、犯罪者がWho are you?って言う時がありますね。これは、尋ねる相手が見えているので、’you‘が使えます。
③Where is it?
コップが見つけられないので、「どこ~?」って台所から、大きな声で聞くときなんかこの表現使えます。後は、Where are cups? とか代名詞を使ってWhere are they? もしくは Where is the cup? もOKです。Where are cups?やWhere are they? は頼まれた相手にカップを何個か持ってきてと頼まれているときに対する応答で使います。そして、頼んだ人も頼まれた人も「コップ」という共通の理解があるので、theyで置きかえられるのです。また、頼んだ人が持ってきてほしいコップを特定した場合、the cupとtheを使います。もしくは’it‘と置き換えられます。
④How are you?
「元気?」と聞くときの表現。ここで、よく使われる他の表現にもふれておきますね。How are you doing? とかHow is it going?です。「調子はどう?」という感じの意味です。これらの表現は知り合いや友達だけでなく、家に電気や水道管の修理に来た人にも使えます。わたしもニュージーランドに住んでいたときに修理に来た職人が、家の中に入ってくるなりいきなり’How‘s it going?’と言ったのを覚えています。でも、相手は本当に「調子はどう?」と関心があって聞いていると言うよりも、’Hi’というような軽い感じの挨拶みたいなものです。なので、わざわざまじめに相手の質問に答えると言うよりも、相手に同じ質問を投げかけることも多いです。それだけで、成立してしまうくらい軽いあいさつです。でも、久しぶりにあった友達や本当に相手の事を気遣って尋ねられるときもあるので、そのようなときはきちんと返事します。
⑤Why are you late?
「どうして遅いの?」という意味ですね。そして、自分が約束の時間に遅くなってしまったときにLateを使ってこんな表現を言えます。
I‘m sorry, I‘m late (遅れてすみません)
⑥When is it?
飲み会の話をしている最中に「いつ?」と聞いているので、itで置き換えても質問しても、相手に伝わります。また、When is the social drinking party?と考えられた方もいるかもしれません。それもOKです。余談ですが、上司も含めた仕事での飲み会というイメージでBusiness drinking partyもしくは、social drinking partyという言葉が使われます。Businessやsocialという言葉を抜かして、drinking partyだけはあまり使われません。
いかがでしたか。次回は一般動詞を使い始めて行きましょう。