ニュージーランドといえば、オークランドやクライストチャーチに旅行に行かれる方が多いと思います。
「主要な国際空港がオークランドとクライストチャーチにある」と言うのも大きな要因の一つかもれませんね。
そう、ニュージーランドの首都は今のところ、シンガポールエアラインを通してのみ、アジアと結ばれています。
(2016年12月現在)
わたしたちがウェリントンに住んでいたころから、「国際空港になるぞ!」と言っていたのですが、
ウェリントンがここまでたどり着くのにとても長い年月がかかっています。
というのも、ウェリントンは地理的にと~ても風が強く、尚且つ滑走路が短いので、
パイロットにとって難しい滑走路だそうです。
ウェリントンは丘や坂が多く、平らな土地は限られているので、唯一平らな土地を滑走路にしていますが、
難点は滑走路が短いのです。だから、離着陸に失敗してしまうと、海に落ちてしまいます!
長い年月をかけて滑走路の延長工事を行ってきましたが、
まだ、さらに滑走路延長工事が続くそうです。
350m延長工事が行われるそうですが、その動画が下記のリンク(色が青くなっている文字のところ)をクリックすると見ることができます。↓
ウェリントンの滑走路工事のサイトの真ん中にLandscape Videoと書いてあって、
三角のプレイボタンがあるのでクリックしてみてください。そうすると、ウェリントンの滑走路の全体像が見えるので、
ここで話している内容がもっとよくわかってもらえると思います。^^
さてさて、わたしが12年ウェリントンに住んで一番の印象に残っていること。
それは、日本の台風並みの強風が絶えず吹くので、風のない日がスゴーク珍しいくらいです。
おそらく、1年に1~2日あれば良い方でしょう。
でも、そんな日本の台風並みに風が強い土地柄でも
それを逆にユーモアに変えてしまうのがWellingtonian,ウェリントニアン(ウェリントンの人)です。
そんなことの一つが、ウェリントン空港の到着ロビーにある公衆トイレの表示。
上にToiletsと出ている写真がありますね。
そこに男性と女性の表示がありますが、何か気が付きますか?
女の人は髪の毛が横になびいていて、男の人は帽子が飛ばされています。
そう言えば、風の話題ついでにふれておくと、空港のそばにLyall Bayという湾があり、そこに砂のビーチがあります。
良い風が吹きはじめると、普段の日の昼間なのに、「学校や仕事はどうなっているんだろう」と思うくらい
どこからともなく人が出てきてサーフィンをする人で一杯になります。
みんな道路脇に車をとめて、そこで着替えるのです。
道路から海を見ると、黒いアリんこのように小さく見えるサーファーたちがポツポツを海に浮かんで、波を待っているのです!
ワイルドな風が吹くのがたまらなくて、ウェリントンに住みつく人たちもいるんですよ。
ニュージーランドの首都であり、政治の都市でもあるウェリントンですが、自然にたくさん囲まれています。
ウェリントンでも、ペンギンを見ることができます。
ペンギンは朝晩に、海と巣を行き来するので、海沿いの道をドライブしていると、こんな看板を見かけることがあります。↓
もう、今は無くなってしまいましたが、以前は海沿いにカフェがあり、
カフェの目の前の道路を隔てたところにもお客さんが座れるようにテーブルとイスがありました。
だから、道路にはこんな看板も出ていた時期があります。↓
どうですか。
少しは、ウェリントニアンの気さくな雰囲気が伝わったでしょうか。
そう言えば、エアーニュージーランドの飛行機に乗ったことがありますか。
いつも飛行機に乗ると、セーフティービデオが流れて、非常事態の時はどうしたらいいのかについての説明されます。
ニュージーランド航空はいつもユーモラスなセーフティービデオを流します。
「ロード オブ ザ リング」が流行っているときは、そのキャラクターを使ったり、
あるときはラクビーのAll Blacksの選手たちを起用したり、
またあるときには、ニュージーランドでハイキングする時のことに重ね合わせたビデオにしたりして、
ありきたりのビデオにならないように、工夫されています。
そんなフレンドリーで肩を貼らない雰囲気が好きです♡
観光ガイドブックにはオークランドとクライストチャーチについてはたくさん書いてありますが、
肝心の首都であるウェリントンについてはあまり詳しく書かれていません。(涙)
ウェリントンもたくさん穴場があり、ステキな街です。
機会があればぜひ足を運んでみてくださいね。