カメチャンの英語覚え書き帖 -言葉と文化in ニュージーランド

日常英会話に必要な単語数はたったの2000語!

社会人になって英会話を本格的に勉強しはじめて感じたこと…

それは、「難しい英単語を使った文を作らなくてもいいんだ」ということです。

難しい英単語を使わなくても,ネイティブは簡単な単語を組み合わせて文を作るのです。

大事なので、もう一度言いなおしますね。

「知っているやさしい英単語を使って文を作るのです!」

さて、日常英会話ができるようになるのに必要な単語数っていくつぐらいだと思いますか?

 

ちなみに、外国人が日本語で日常会話ができるようになる単語数ってどれくらいなんでしょうね~。

興味があってインターネットで調べてみましたが、具体的な数字は得られませんでした。

なので、外国人が日本語の新聞を読めるようになるのに必要な漢字数で調べてみました。^^

漢字Q&Aのサイトによると、2008年以前の古い記事になりますが、

その記事によると、2602字知っていると、「読売新聞」2カ月分にでてくる漢字のほとんどを読めることになるそうです。

だとすると、この2600字の漢字の他にカタカナで書く外来語や「まあ!」などの感嘆表現とか「こそあど言葉」やオノマトペなどなど

他にも覚えなくてはいけないので、もっと単語を覚えなくてはいけないわけですね~。

話しはもとに戻りますが、実際、インターネットで「日常英会話に必要な単語数」を調べてみました。

だいたいどのサイトも2000語前後と言っています。

外国人が日本語の単語や漢字を覚える数よりも、ずっと少ないですね!

 

でも、2000語と言われても、検討が付かないかもしれません。

日本の中学校3年レベルで1500語ぐらい、高校卒業時で3000語ぐらいだそうです。

だとすると、中学校までの英単語で日常英会話がほとんどできるぐらいなのです!

わたしはこのサイトで受験用の英語や資格取得のための英語については扱っていません。

というか、わたしは受験や資格のために英語を勉強したわけではないので、何も言えません。

でも、英語で日常会話をする事なら身をもって経験したので、シェアできます。

中学の英単語レベルを駆使して「アウトプットをひたする」のです。

「中学までの英単語を使って簡単でもいいから文章をつくればいいのよ!」と言われても、

すぐにはなかなかイメージがわかないかもしれないですね。
どう説明していいのかいい言葉がみつからなかったので、

私の頭の中でどのようなプロセスを経て文章を作っているのか例えを使って説明してみます。

「憧れる」って英語でどういいますか。

例えば、「ウィリアムズさんにあこがれるわ~」と言いたいとき、

あなたなら、どうやって言いますか。





すこし考えてみてください。

「憧れる」という単語がすぐに頭に浮かばないとき、知っている単語を駆使できますか?

例えば、他に言い方を変えて自分の伝えたい表現することができますか。

「憧れる」を辞書で引くと

long for ~

admire

yearn

look up to~

が出てきます。

日常会話でよく使われるのが

admire と look up to です。

admireがもしかしたら、

すんなり頭に浮かばないかもしれません。

それで、「尊敬する」→ 他の表現で、「見上げる」でlook up 

ちなみに「見下げる」は、look down

を使っても、十分に言いたい事を伝えることができます。
ね、admireなんて難しい単語を覚えておくのに越したことはないけど、

忘れていても, もっとよく使う単語を組み合わせても表現することができるでしょ。
I always look up to Mr.Williams
(いつもウィリアムズさんに憧れる(尊敬する)わ~)

Look up to 誰々~で「見上げる」、つまり転じて「尊敬する」と言う意味。

中学校で習うような単語3つを組み合わせて表現。

わたしは、言いたいことの英単語が頭に浮かばないときは他にどんな表現ができるか、

どんな単語を組み合わせられるかを考えます。

もしくは、わからない単語の説明をすると、

ネイティブの相手が○○ってこと?と言いなおしてくれるので、

それで言い回しを思い出したり、他の言い回しを覚えたりしました。

ニュージーランドに12年間住んで感じた事は

ネイティブの人は学問に使うような難しい単語を羅列して日常会話をしていないと言う事。

Look, get, have, pullなどなど日本人が中学で習う動詞に

through, down, over, up, toなどをうまく組み合わせています。

その方が、聞いていても親近感がわくのです。

難しい言葉を使うと、なんだか相手との距離があるような感じがします。

でも、もちろんお医者さんに行った時や会計士や弁護士と法的な事や専門的な内容を話す時には

専門用語を理解する必要がありますけどね。^^